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Business

事業紹介

事業内容

当社の事業は医療従事者の皆様の
声と共に変化し、
医療の進化と共に
歩み続けます。

医療現場が求める医療機器を日本はもとより世界に向けて発信しており、展開する5つの事業において、頭からつま先までの幅広い領域に対して、多くの「Made in Japan」をお届けしています。
同時に医療の変化・多様化に対応するため、各事業の個々の活動だけに留まらず、企業として医療現場の細かなニーズを汲んだ製品とサービスを提供しております。

インターベンション事業

「インターベンション」 とは、⾎管、内臓、脳等の全⾝の疾患に対して、カテーテル(直径2〜3mm 程度のチューブ)を⽪膚に開けた⽳から⾎管に挿⼊して⾏う治療法の総称です。治療法は細くなった患部を『広げる』、塞がった患部を『開通させる』、破れそうな患部を『詰める』という、主に3つの⽬的の中から選択されます。
当社が提供するインターベンション製品の歴史は⼼⾎管に始まり、脳⾎管、末梢⾎管等へ拡⼤し、今後も医療技術の進化とともに拡⼤を続けます。
バルーンカテーテルでは、開発・製造技術・販売の蓄積と経験を活かして、新分野開拓を重ね、⼼⾎管、脳⾎管、末梢⾎管、透析バスキュラーアクセス、肺動脈等各領域において信頼を築いております。また⾎管塞栓⽤の電気離脱式コイル(国内製造メーカーとしては希少)は脳⾎管からその他⾎管への展開とともに製品バリエーションを増強し、さらに安全に、より使いやすい製品の提供を⽬指しております。

冠動脈疾患

冠動脈疾患は、動脈硬化によって⼼臓の⾎管(冠動脈)が狭窄または閉塞し、⼼筋への⾎流が低下する病態です。これにより狭⼼症や⼼筋梗塞が発症し、放置すると⼼不全や突然死のリスクが⾼まります。冠動脈インターベンションはバルーンカテーテルやステントカテーテルを⽤いて⾎流を回復し、症状の改善や合併症の予防を⽬的としています。

末梢動脈疾患

末梢動脈疾患は、主に下肢の動脈が動脈硬化により狭窄・閉塞し、⾎流障害を引き起こす疾患です。進⾏すると歩⾏時の痛みや、⾜の傷の進⾏、さらに⾜趾が⿊く壊死していき、最悪の場合、下肢切断に⾄ることもあります。下肢のインターベンションでは、主にバルーンカテーテルやステントカテーテルを⽤いて⾎管を拡張し、⾎流を改善して患者様の⽣活の質を向上させることを⽬指します。

心血管・末梢血管
  • PTCAバルーンカテーテル
  • PTCAバルーンカテーテル
    (カッティング型)
  • PTCAバルーンカテーテル
    (パーフュージョン型)
  • BAVバルーンカテーテル
  • PTAバルーンカテーテル

脳動脈瘤

脳動脈瘤とは脳の動脈に発⽣するこぶであり、破裂するとくも膜下出⾎*1を発症します。治療⽅法としては、開頭して⾦属製のクリップで破裂した動脈瘤を挟み込むことで動脈瘤からの再出⾎を防ぐ外科治療、またはカテーテルを使って⾎管の内側から破裂した動脈瘤内に「塞栓コイル」を詰める⾎管内治療があります。また、画像診断技術の発達により未破裂の動脈瘤がくも膜下出⾎発症前に発⾒される事例が増えています。こうした未破裂の動脈瘤の破裂を予防するために、「塞栓コイル」を使う⾎管内治療が⾏われる割合も⾼まっています。

  • *1.脳動脈瘤の破裂により脳を包んでいるくも膜の内側に出⾎を⽣じる疾患の総称。

急性期脳梗塞

急性期脳梗塞とは、脳の⾎管が閉塞または狭窄することによって、脳の⼀部への⾎流が途絶え、脳組織が壊死する疾患です。これにより、突然の神経症状が現れ、重篤な後遺症を引き起こす可能性があります。治療⽅法としては、急性期にはまず⾎栓を溶かす薬物療法が⾏われますが、閉塞した⾎栓が取り除けない場合には、⾎栓を迅速に除去するために「脳血栓吸引カテーテル」や「ステントリトリーバー」等のカテーテルを使⽤して⾎栓を機械的に取り除く⾎栓回収療法(⾎栓摘除術)が⾏われることもあります。

脳血管
  • 脳動脈瘤治療用塞栓コイル
  • オクリュージョンバルーンカテーテル
  • 脳血栓吸引カテーテル
  • ステントリトリーバー

血液浄化事業

⾎液浄化療法は、⾎液から病気の原因となる物質を取り除き、浄化された⾎液を体内に戻すしくみです。この治療法により、薬物療法だけでは⼗分な効果が得られない患者さんの症状改善が期待できます。中でも病因物質を選択的に吸着・除去し、必要な成分はできるだけ体内に戻します。

吸着型血漿浄化器

⾎液中の悪⽟コレステロール(LDL)を選択的に除去します。

吸着型血液浄化器

  • ・透析患者様の合併症の⼀つである透析アミロイド症の治療に⽤います。
  • ・重症閉塞性動脈硬化症の患者さんの難治性潰瘍を治療するために用います。LDLとフィブリノーゲンを吸着し、⾎液の流れを改善します。

この他、四肢の末梢⾎液循環を調べる⾮侵襲的に検査を⾏う⽪膚灌流圧測定装置もあります。

  • 吸着型血漿浄化器
  • 吸着型血液浄化器
  • 吸着型血液浄化器
  • カネカ皮膚灌流圧測定装置

シラスコン事業

シラスコン事業は、主にシリコーンを原材料とした脳神経外科、外科領域のドレーン製品を提供しています。
ドレーンとは、不要・過剰な体液を体外に排出する際に使⽤する管のことを⾔い、「体内での異物反応を起こしにくい」「⾎栓ができにくい」「柔軟である」等の特⻑があり、体内への留置に適したシリコーンを⽤いています。シラスコンは、半世紀以上の歴史があるブランドで、信頼の置ける製品として、数多のご施設でご愛⽤いただいておりますが、これに胡坐をかくことなく、さらに安全性が⾼く、ユーザーフレンドリーな製品を開発していきます。また、医療従事者の皆様が、シラスコン製品を正しく安全にご使⽤いただけるよう、説明会等の情報提供を充実させていきます。

  • 脳脊髄液リザーバー
  • 体内留置排出用チューブ
  • 脳神経外科用カテーテル

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消化器事業

内視鏡治療とは、内視鏡を使⽤して消化管や胆道、膵臓等観察しながら⾏う治療のことです。この治療は、体への負担が少ない低侵襲治療として広く利⽤されています。
消化器事業において、当社は内視鏡処置具を提供しており、消化管関連と胆膵関連において、製品ラインナップを提供しております。⾎管⽤バルーンカテーテルで築いた技術を応⽤し開発した胆管拡張⽤バルーンカテーテルを輩出し、消化器系の医療従事者に受け⼊れていただきました。これまで培ったカテーテル技術と外部からの導⼊技術を、消化器内視鏡処置具の開発ノウハウに融合させ、新たな製品開発と上市を継続しております。

消化器疾患

消化器疾患とは、消化器(胃腸)系の病気のことを指します。
消化器官は⼝から肛⾨まで続く器官で、摂取した⾷物を栄養素に分解(消化)したり、栄養素を⾎液中に吸収したり、消化しにくい部分を体から排出したりする役割を担っています。胃腸炎や逆流性⾷道炎等の⼀時的な症状から、慢性胃炎や潰瘍、さらに進⾏すると胃がんや⼤腸がんといった命に関わる病気まで、消化器疾患はさまざまな形で私たちの体に影響を与えます。

胆膵疾患

胆膵疾患は、胆管、胆嚢、膵臓に関連する疾患の総称です。⽇本⼈に多く⾒られる疾患の⼀つです。 胆⽯が原因で胆管炎や膵炎を引き起こすことや、狭窄により、胆管が狭くなることで胆汁の流れが妨げられることがあります。重症化した場合には⽣命を脅かす危険性もあります。 胆膵疾患は、早期発⾒が困難なケースも多く、治療も複雑になる場合が少なくありません。

  • 乳頭切開用ナイフ
  • 胆管拡張バルーン
  • 採石バスケット
  • 高周波止血鉗子

電気生理事業

当社では⼼臓電気⽣理に関連する事業展開を⾏っております。
⼼臓の規則正しい拍動(⼼拍)が、何らかの原因で乱れる⼼臓疾患(不整脈)の診断、治療に⽤いる⼼臓電気⽣理学的検査⽤カテーテルや主に⼼房細動のカテーテルアブレーション治療で使⽤される⾼周波中隔穿刺針や⼼腔内除細動カテーテルを⾃社製*で提供しています。
研究開発のノウハウと医療従事者の皆様の声を融合し、国産企業の持ち味を⽣かした製品を提供しております。

  • * 研究・開発・製造の部⾨は㈱カネカおよび㈱カネカメディカルテック
  • 心房中隔用RFニードル
  • RFジェネレーター
  • 心腔内除細動ジェネレータ
  • 心腔内除細動ジェネレータ